我が家には重度知的障害を持つ子どもがいて、この子は将来どうなるんだろうか?という漠然とした不安があります。今は福祉センターの集団療育を利用して週5でバス通園していますが、来年度以降は小学生。
現職の市議会議員の皆様や、有志の活動家の皆様のご尽力のおかげで、近く県立特別支援学校が市内に誘致されるとのことですが、小学校の先は?中学校、高校は?この子の居場所は、どこになるんだろう?
支援が必要なお子さんは、我が家だけではもちろんありません。医療的ケア児(人工鼻、胃ろう、酸素吸入など)が必要なお子さんもいれば、知的発達に遅れはないけれどもほかの人よりも少し敏感なお子さんもいます。必要な支援の形はひとつではありません。個々に応じて色々な支援が必要です。
「障がい者」としてひとくくりにするのではなく、個々の特性に応じて必要な支援や教育を受けられるシステム作りが大切だと思います。
これは、いわゆる「障がい者」だけではなく、「ちょっと引き算だけが苦手」とか「どうしても国語の漢字の書き取りがうまくいかない」とか、これまで「お勉強が苦手な普通の子」とされていた人も含めます。みんながもっと自分に合った教育を受けられるシステムがあれば、お勉強はもっと楽しくなると思うんですよね。
何らかのきっかけで学校へ行けなくなってしまった子も、適切な教育を受けられる場が、もっと広まるといい。
子どもたちがありのままで受け入れてもらえる場が、もっとたくさんあるといい。
中村さおりの考える「教育」のあり方は、子どもたちを「型」にはめるのではなく、子どもたちの「型」に合った柔軟な形です。
子どもたちのキラキラな夢や希望、保護者の皆様の子育てのしやすさ、保育者・指導者・支援者の方々の活動のしやすさ、全部守りたい。
欲張りかもしれませんが、こんなことを考えています。
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