さて今日は「政治」というものについて少し考えてみたいと思います。
「政治」…何だかとても堅苦しいですよね。とても「偉い」、限られた人が、格式張った会議をやって、みんなが守る決まりごとを決める。あるいはみんなから集めたお金(税金)の使い道を決める。少し遠いところでやっているような気がしませんか?物理的な距離の話ではなく、気持ちの距離の話です。この「みんな」というのは自分も含まれているはずなのに、それが知らない間に決まっていたり、変わっていたり。
「政治」という言葉の意味を辞書で調べてみました。
- 「主権者が、領土や人民を治めること」(出所:「goo辞書(デジタル大辞泉)」2023/3/30確認)
- 「対立や利害を調整して社会全体を統合するとともに、社会の意思決定を行い、これを実現する作用」(出所:同)
- 「近代では、主権者が立法、司法、行政などの諸機関を通じて国家的統一を維持し、国民の共同生活を守ること。政事。まつりごと」(出所:「コトバンク・日本国語大辞典」2023/3/30確認)。
さて、ここで疑問。「主権者」って…誰?「主権者」ということは特定の誰かなの?
いえいえ、日本国憲法では「国民主権」が謳われています。つまりここでいう「主権者」とは「国民」、つまり私たち自身なのです。
噛みくだくと、「自分たちで、自分たちの共同生活を守り、みんなのいざこざを調整して、社会をひとつにして、意見を決めよう。」
これが「政治」なんですね。こうやって文章を見ていれば、当たり前なんですけど。
私はもっと身近に「政治」を感じたいな。自分たちの生き方や自分たちの生活は、自分で守りたい。そして、そう思う人がもっと増えれば、多様な人々がいるこの社会でも、多様なあり方を認められて、もっとみんなが生きやすくなる。
そう思う今日このごろです。
0 件のコメント:
コメントを投稿